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2011年5月31日

レスキューから知るトラブル予防!

国内最大手ロードサービス「JAF」や、バイク専門レスキュー会社「JBR」に共通する「バイクの3大トラブル」をご存知だろうか?

レスキューデータから分ったのは、①バッテリー上がり ②パンク ③ガス欠 である。“自分のハーレーダビッドソンだけは大丈夫”と思っていたらツーリングの朝、このうちひとつでも発生すると集合には間に合わない。それに参加できなかったり遅れるなど寂しい一日となってしまう。dscn2022-2【グループツーリングは集合時間厳守から始る】

バッテリーは、新品から耐用年数は通常2年間。2度目の冬を越せないことも多い。よくクルマと比較されるが、バッテリー容量も見た目の大きさも半分だ。つまり耐用年数もそれに比例している。

ハーレーに限らず、多くのモーターサイクルは電子化が進み、その起動源を電気(電圧)に全面依存している。バッテリー上がりを起こすとセルモーターはカチカチと音はしてもエンジンを始動するチカラはない。さらにコンピューター同様「起動しない」のである。2年経ったらバッテリー交換をお奨めしたい。バッテリーの「長持ちと上がり予防」は、充電器に常時つないで「循環充電」させることだが、何よりバイクは「乗り走ること2011-01-16-001-2011-01-16-087」である。 

【タイヤ空気圧が低い場合はパンクの疑いもある】

パンクの90%は後輪で発生する。前輪で異物を起し後輪に突き刺さると云われている。ハーレーもキャストホイール化によりチューブレスタイヤとなって、いきなりペシャンコ状態を見なくなった。ところが逆にジワリと抜ける微量な空気の「パンク」に気づかない。それが高速道路でバーストの原因になったりする。ハンドリングに異常を感じた時パンクの疑いが濃い。

パンク防止策に決め手はないが給油時に、ガソリンスタンドでタイヤ空気圧を視て見よう。フロント2.0~2.3kg/cm2 リヤは2・3~2・6kg/cm2である。ペアで乗るなら1割増しを目安にしよう。dscn6759-2

 

 

 

 

 

 

【ガス欠対策は150㌔走行毎に満タンが基本】

愛車のガソリンタンク容量を知っておこう。XL1200X・フォーティエイト(7.9ℓ)を除けばXL系は12.5ℓタンクである。ダイナやソフティルなら18.3ℓ共に連続180㌔を余裕で走行できる。ロードキングなどツーリング系(09年以降)なら300㌔以上を走行できる。高速道路は給油所のあるサービスエリアがおおむね50㌔毎にある。休憩を含めて2つのサービスエリアを越え、3つ目で補給することを目安に高速道路を走行しよう。また、ガソリンメーターの針位置は目安で、要は愛車がリッター当りどの位走行できるかを理解しておきたい。それも「ハーレー乗り」の心得である。

レスキュートラブルから学習する予防策は、自らの点検の実行と、定期的な「点検整備」をかかりつけの町医者ならぬ、付き合いのある正規ディラーで受けることに尽きると思う。

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