BLOG
ブログ
2011年8月4日
勝手なオートバイ世界遺産③!
小生の“モーターサイクル人生”40余年の中で、最も「カッコ好いオートバイ」は、1979(昭和54)年に発売された「ホンダ・CB750Fz」である。ガソリンタンクからサイドカバー、シートカウルへの流麗な曲線は、ビーナスのボディーラインのような美と色気さえ感じる。
車体を構成するパーツの新鮮なデザインも“芸術品”と呼んで恥じない機能美。DOHC空冷エンジンが放つ逆三角の造形もベストバランス。これ以上ないグッドデザインだった。 【日本一売れたナナハン・CB750Fz】
また、この頃から「ホンダ・XL250S」の登場で「林道ツーリング」と「オフロードバイク」に小さなブームが始った。それまでもオフロード車はあったが、ベーシックなバイクからの派生的なデザインやサスペンションでは、オフロードを攻めるライダーには物足りなさがあった。フロントタイヤが23インチと大きく、コーナーでもジャイロ作用で悪路の走破性は高かった。 【ホンダ・XL250S】
このXL250Sと同系のエンジンを搭載したロードモデル「CB250RS」も登場。この頃、車検対象外の「軽2輪車」がセールスに勢いを増していた。軽量なシングルエンジンと小柄な車体、廉価なプライス、燃費の良さと「車検」がない経済性も多くのユーザーから支持された。しかし強力なライバル車「ヤマハ・RZ250」が新登場。2ストローク・ハイパワーエンジンでロードスポーツユーザーの心を掴みセールスでも王座を奪った。 【水冷2ストロークエンジンのヤマハ・RZ250】
ホンダファンの小生は「CB250RS」を駆り、友人達の駆る「RZ250」に、登り坂や最高速域で優ることが出来ずに悔しかったが、ワインディングと下り坂のブレーキングで奴等を何とか負かしていた。国内2輪車市場も熾烈なメーカー競争にあった1980年のこと。もう昔話になってしまった。「勝手なオートバイ世界遺産③」はここまで、次ボイス④にご期待を! 次項はHDワンポイントコーナー
【ハーレーダビッドソン FLTRX103・ロードグライド】
ハーレーでも重量級のツーリングモデル。なかでも「FLTRX103」は、ベテランや走り屋さんから秘かな人気と支持が高い。他の「FLHX」や「FLHTCU」のように、フロントカウリングが「ハンドルウェイト」ではなく「フレームウェイト」だ。相まってハンドリングは軽快なライディングが愉しめる。「オートバイが判る人」におすすめしたい名車だ。現在、小生も愛用中!