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2012年5月16日
チョイ走りで行く東京湾岸の名跡①
東京湾に浮かぶ最大の島、横須賀沖の「猿島」。小生がこの島の存在を初めて知ったのは35年も前のこと。ずっと気になっていた。今回、初めて上陸してその歴史的価値と存在に改めて感動してしまった。【横須賀・三笠公園の波止場から船で20分で猿島へ】
小生の趣味である「戦跡めぐり」に、この猿島がクローズアップしてきたのは最近のこと。明治時代から昭和まで、首都・東京と共に東京湾を守る要塞だった。海に浮かぶ小さな子供の遊び場だろう・・位にしか見えなかったがとんでもない。東京湾を囲む貴重な戦跡のひとつだった。
その役割は太平洋戦争の終わるまで続いた。島を縦に横に貫通するトンネルは、弾薬輸送や外敵となる船から人影が見えないようにするための構造。
この場所に大砲があったであろう砲台跡が島のあちらこちらに点在する。戦跡だけが持つ迫力や雰囲気は本や写真では解らない。現地に立った者だけが掴める魔力であろうか。
そんな戦跡や、赤レンガの丁寧なしっかりした仕上げのトンネルや壁面は、100年以上前明治時代の建造物として観るのも面白いだろう。
東京・亀戸からハーレーなら1時間ちょっとで着く。興味のある方ならじっくり楽しめる場所だ。
ここより千葉・房総半島や東京スカイツリー、アクアラインの海ホタルが一望でき、船着場のそばには、バーベキュも楽しめるキャンプ場などもあって、この日も若者たちが浜辺でBBQを愉しんでいた。夏ならば水着で友人やファミリーと1日中のんびり過ごせそうだ。