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2015年1月23日
ハーレー・リターンライダー昔話その2
日本でナナハンと云えば、ホンダCB750Fをトップに上げる方が多いだろう。1969年秋、東京・晴海の国際見本市展示場に於いて開催された「東京モーターショー」、ここで鮮烈にデビューしたCB750F。
【CB750FOUR K0】
それまでカワサキW650SAが国内最大の市販車であったが、エンジンは史上初の4気筒(FはエンジンのFOURが意)、相まって車体もひときわ大きく見えた。
【ホンダCB750FZ】
ホンダCB750Fと人気を二分したのが「カワサキ750・Z-2」である。輸出仕様の「900/Z-1」をスケールダウンしたそれはCBよりも大きかった。この「Z-2・Z-1」は、現在でも中古車市場では200万円超の値段が付くものもあるようだ。
【カワサキZ-1】
ナナハンとして日本市場に登場したが、セパレートハンドルを装備した輸出仕様のGSX1100刀が圧倒的な人気を博し現在でも、この「刀」の人気は中古車市場での引き合いは高い。その当時、このハンドルは違法として「刀狩り」などと呼び、警察の取締りにあったライダーも少なくなく話題になった。
【スズキGSX1100カタナ】
この3車に比較すると、おとなしい存在の「ヤマハXJ750」。しかし1980年代には、ホンダ・ヤマハ・スズキ・カワサキを旗印にした‟俺はヤマハ党だ”と云ったファンも多かった。
【ヤマハXJ750】
この春先、2月27日にハーレーダビッドソンとして史上初となるナナハン、「ストリート750」が日本上陸。
新時代を切り開く水冷750ccエンジンもメーカー史上初となる。価格は未定ながら、日本市場を意識して100万円を切ってくるだろうとの噂である。